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花王の株主総会 [楽しい資産運用]


シーズン最後の株主総会は29日の花王でした。

第一印象。商品展示が地味。
総会会場への入り口にスペースが設けてあって、私も総会後に立ち寄りましたが、展示してあるのは製品のほんの一部で寂しい。たくさんの商品があるんですから、もう少し賑やかにやってほしかったですね。新製品を展示してみたらこれだけしかなかった、ということなんでしょうか。

これからはグローバル化が重要というのなら、どのあたりの国でどのような製品がどのように売られていて何が人気商品で、とか、環境に力を入れてます、というのも一般に関心の高いテーマですから、どの製品のどんなところがエコなのかとか、何かもう少しやればいいのにね。折角こんなにたくさんの株主が集まるのですから、アピールのいい機会だと思うんですけどね。

それで本題の総会ですが、2時間半たっぷり。これからの経営戦略について社長のプレゼンテーションもありましたし、質問にも割と丁寧に答えてくれていたと思います。私の関心事は、花王がしっかりグローバル化の流れについて行けるか、ということです。勿論色々と対処すべき課題はあります。デフレだとか、消費行動の変化だとか、エコナの問題とか。でもとにかく、国内での成長に限界があるのは分かっているわけで、世界的企業へ脱皮することが出来なければ、株価だって上がりはしないでしょう。

総会での議論を聞いていて、何と言うか、花王の経営ってまだまだドメスティックなんだろうなあ、という印象です。現地での人材登用や人材育成について質問されて社長が答えたことは、要するに、グローバル化を担う人材は、今のところ本社の人材が海外で通用するように教育するのが主眼で、外国人の登用はまあそのうちにね、ということ。その後現場の担当役員の話では、現地でもいい人材を得られるよう取り組んでます、とありましたが。外国人もそうですが、化粧品会社なんだから女性の幹部が居てもいいし、世の中の変化について行ける柔軟性を持った経営が出来ているか、という点は今のところちょっと不安です。女性役員については、今度初めて執行役員に一人入るそうです。よかったですね。

海外展開、特にアジアでの成長は最も重要なこと、という認識があることは分かりました。ハイエンドだけではダメだ、ボリュームゾーンも同時に狙うべきだ、というのは新興国を狙う企業ならもう誰でも考えていることで、遅きに失した感は多少あるものの、その方向へ舵を切ったことは良かったと思います。とはいえ、海外戦略は今一つ心もとない。株主からも、中国での取り組みについて詳しく教えてほしい、グローバル化の数値目標を示してほしい、役員の陣容が海外畑に薄いのではないか、さらには、今回の説明では全然インパクトがないから来年はもっと説得力のあるものを持って臨んでほしい、などなど色んな意見・要望がありました。重要だと口では言うけれど、株主が安心できるレベルには達していないということなのでしょう。

動物実験をやっているか、という質問はちょっと驚きました。その質問をした方も、資生堂の総会に出たらその質問がたくさん出て驚いたそうです。そういうリスクもあるんですね。動物愛護に関わる団体が資生堂の株を持っていたりするのかな?原発反対運動で電力会社の株を持つっていうのがありますものね。

今年の株主総会は、確か百株単位になって初めての総会ですよね。それで何となくぎこちないところがあったみたい。きっと参加者はかなり増えているでしょうから。 商品展示も、そこまで手が回らなかったのかもしれません。もっと楽しい株主総会になるといいな。

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